近い将来に日本で開催されるビックイベントを上げるなら、何がありますか?

東京オリンピック・パラリンピック?
大阪万博?

いやいや、何か忘れていませんか?
今年のビックイベント。

ラクビーワールドカップ(RWC)です!
今年の9月からです!

 

RWCの経済効果は2,330億円

ラクビーワールドカップ(RWC)は夏季オリンピック、サッカーワールドカップに次ぐ世界3大スポーツ大会です。

日本政策投資銀行によるとその経済波及効果は2,330億円。
RWC2019組織委員会は4,300億円との試算も。
東京オリンピックが17日間の開催期間に対して、RWCは44日間と長く、経済波及期間が2.5倍もあるのです。
また、オリンピックは東京中心の開催に対して、RWCは全国12か所での開催。
多くの外国人観光客を全国の地方都市へ誘導する事が可能です。
さらにRWCの参加国は欧州・オセアニアが中心で、それら地域からの来日客は長期滞在と高消費の傾向があるのだとか。
何とかして掴みたいRWC需要というわけです。
[日本政策投資銀行:https://www.dbj.jp/pdf/investigate/etc/pdf/book1605_01.pdf]

 

RWC誘致は、様々な問題提起があったオリンピック・パラリンピックや万博に比べ、既存施設を主体に開催されるRWCには大きな問題点をメディアがその都度指摘するような状況ではありませんでした。
さらにどちらかといえばラクビー史に残る『giant killing』と言われた前回RWCのアフリカ戦や、五郎丸選手・リーチ マイケル選手らの人気急上昇など、好印象でもって歓迎されていたのです。

RWCは東京オリンピック・パラリンピックに比べ、メディアへの露出が少ない気がしますが、実はそれもそのはず。

広報活動はSNSを中心とした活動のため、日本国内だけでなく海外にも強力にリーチができている状況です。
ただ、RWCに興味が無い人にとっては関連つけられた情報として発信される事が無く、全ての人に認識してもらえているかという点では少々疑問残るところではあります。

 

しかしこれは、これまでのRWC開催地は全てラクビー先進国で開催されており、アジア且つラクビー途上国での開催は日本が初であるいうことも大きく影響しています。
あくまでもメインターゲットはラクビー先進国である海外ということなのでしょう。

 

順調に進む大会前の様子

チケットの販売状況はかなり好調の様子です。
公式チケットサイトからのチケット購入にはID登録が必要で少し面倒にも感じますが、日本代表戦や強豪国などの好カードはすでに入手困難となっている様子です。
現在は国内外のファンがチケット獲得に必死になっています。
そして海外ラクビーファンは我々が日本国内で感じるより、大きな期待をもって大会を待ち望んでいるようです。

公式HPからもオフィシャルグッズが販売されています。
ポロシャツやコートといったアパレル系からキーホルダーやタオルなど定番商品もあります。
ラクビーという事でラクビーボールも種類が豊富です。
グッズの中にはもちろん『缶バッジ』もあります。
この公式HPのグッズ販売ですばらしいのは日本代表だけでなく、各国代表のグッズが購入できる事です。
日本人だけでなく、自国を応援する世界のラクビーファンがグッズ購入できるのです。
この点は国境を超えるSNSを主体とした広報活動における利点です。
[RWC公式HP:https://www.rugbyworldcup.com]

 

その他の日本国内での動きも活発です。
大会ボランティア『TEAM NO-SIDE』には募集予定1万人のところ、ラグビーワールドカップ史上過去最高の3万8千人を超える応募で、国内のRWCの関心度の高さが伺えます。
また公認チームのキャンプ地に内定している各自治体ではイベントや広報活動を強化することで機運醸成を図っています。
こうした自治体は今回のRWC代表国からの訪日観光客を取り込むだけでなく、今後ラクビーを通じた地域活性を狙うのです。
さらに財務省はRWC日本大会の記念硬貨を製造するようです。
[財務省HP:https://www.mof.go.jp/currency/coin/commemorative_coin/rugby_worldcup_2019/20181127.html]

 

高消費傾向のインバウンド需要を取り込む

前述したように、今回の訪日外国人は滞在日数が長く、高消費の傾向があるのです。
そして、過去のRWCの観戦客は富裕層が多いのだとか。

RWC2019組織委員会の嶋津昭事務総長は

『ラグビーワールドカップ2019™には、12の開催都市に留まらず、日本全国にわたり多くの分野で過去に例を見ないような大きな経済効果を及ぼす可能性を期待しています。インフラへの投資や雇用の創出、また観光収入の可能性などを通じてわが国に大きな経済的レガシーを残す大会にすべく、準備を進めています。』

とコメントしています。

物販グッズを展開する企業は、現在のインバウンドに対する整備が以前に比べ整っているからこそ、今回のビックイベントの需要の取りこぼしが無いようにしたいものです。