イベントやネットショップで缶バッジを販売していると、「いつも同じ商品ばかりで、お客さまに飽きられていないか」と気になることはありませんか。

実は、缶バッジマシンは裏側のパーツを替えるだけで、缶バッジ以外のアイテム・グッズも作れます。新しい設備を買い足さずに、アイテムの幅を広げられます。

この記事では、マシン1台で作れるアイテム・グッズとその作り方を、動画付きで紹介します。


缶バッジはバックパーツで別アイテムにできる

缶バッジは、デザインを載せる表側のパーツと、裏側のバックパーツをマシンでプレスして作ります。表側はシェル・印刷した紙・透明フィルムを重ねたもので、どのグッズでも共通です。違いが出るのは裏側で、バックパーツを替えると用途の異なるグッズになります。

安全ピン付きのパーツなら缶バッジですが、鏡のパーツならミラー(一般に「缶ミラー」とも呼ばれます)、裏に磁石を付ければマグネットになります。

グッズごとに専用の機械を用意する必要はありません。今あるマシンとデザインを生かしたまま、設備投資を抑えてラインナップを広げられます。

缶バッジに使われるピン・パーツについては、「【缶バッジのピン選び】安全ピン・Zピン・代用パーツなどの種類と特徴」「缶バッジのパーツとは?種類・選び方・注意点を専門店が徹底解説」で詳しく解説しています。


缶バッジマシン1台で作れるアイテム・グッズ5選

缶バッジマシン1台で作れる代表的なグッズは、次のとおりです。 

種類主な使い道
ミラー缶バッジの裏にミラーがついています。缶ミラーとも呼ばれます。メイク直しや身だしなみのチェックなど、ポーチやバッグに入れて持ち歩く手鏡。毎日使える実用品です。
マグネット缶バッジの裏に磁石がついています。缶マグネット・缶バッジマグネットなどとも呼ばれます。冷蔵庫やホワイトボード、スチール製の棚などに貼ることができます。
キーホルダー缶バッジにキーリングが付いており、鍵やバッグ、ポーチなどに取り付けて持ち歩けます。缶バッジキーホルダー・缶キーホルダーと呼ばれることもあります。ピンで留める缶バッジとは異なり、布地に穴を開けずに取り付けられます。
栓抜き缶バッジの裏に栓抜きが付いています。磁石付きタイプは冷蔵庫・ホワイトボードなどに貼って飾れ、キーリング付きのタイプは鍵やバッグと一緒に持ち歩けます。
クリアスタンド缶バッジの裏に透明なスタンドが付いています。フォトスタンドのように机や棚に立てて飾れます。壁に掛けたり、リボンを通してメダルのように使ったりすることもできます。

栓抜きやクリアスタンドについては、「缶バッジの用途を広げる新商品 クリアスタンドパーツ」で詳しく解説しています。

缶バッジそのものの活用例については、「缶バッジの使い道とは?個人・企業の活用例とビジネス展開のヒントを紹介」で詳しく解説しています。

[専門店からのワンポイントアドバイス] 
表面に重ねるフィルムをホログラムやマットなどの特殊フィルムに替えれば、同じグッズでも仕上がりの印象を変えられます。詳しくは「缶バッジの特殊フィルム比較|ホログラム・グリッターなどの特徴と制作時の注意点」をご覧ください。 


【グッズ別】缶バッジマシンでの作り方と注意点(動画あり)

ここからは、バッジマンネットの「プロ仕様缶バッジマシン」(プレスを手動で行うタイプの缶バッジマシン)とパーツセットを使った製作方法を例に、グッズごとの作り方を紹介します。 

デザインの印刷・カットから、シェル・印刷した紙・フィルムを重ねてプレスするまでの基本の作業は、缶バッジと共通です。

自動・手動それぞれの缶バッジマシンの特徴については、「自動・手動の缶バッジマシンの違いと選び方|作業負担・生産性・設置条件を比較」で詳しく解説しています。

ミラーの作り方

ミラーは、次の手順で作ります。 

  1. 表側をプレスする
    ピックアップダイ(表側のパーツをセットする金型)に、シェル→印刷した紙→フィルムの順に重ねてプレスします。ここまでは通常の缶バッジと同じ作業です。
  2. バックパーツをセットしてプレスする
    クリンプダイ(裏側のパーツをセットする金型)に、コレット、ミラーの順にセットします。さらにその上に、シムを置いてもう一度プレスします。シムとは、ミラーに適度な反発力を持たせるための部品です。当店では、段ボール製のシムをパーツセットに同封しています。

>> 缶バッジの作り方【ミラー】

使用パーツ:76mm ミラー パーツセット 50個、57mm ミラー パーツセット 50個

マグネットの作り方

マグネットは、次の手順で作ります。

  1. 表側をプレスする
    通常の缶バッジと同じ作業です。
  2. ピンなしバックパーツをセットしてプレスする
    クリンプダイに、ピンの付いていないバックパーツをセットしてもう一度プレスします。
  3. 磁石を貼り付ける
    パーツセットに入っている磁石を、裏面に貼り付けます。ラバーマグネットの場合は、剥離紙をはがして貼り付けるだけで完成です。フェライトマグネットの場合は、グルードットという両面テープのような固形の接着剤を使って貼り付けます。

マグネットは、缶バッジの大きさや形状によって、ラバーマグネットとフェライトマグネットを使い分けます。当店のパーツセットには、サイズや形状に合ったマグネットがあらかじめセットになっているので、どちらを選ぶか迷う必要はありません。

>> 缶バッジの作り方【マグネット(フェライト)】 
>> 缶バッジの作り方【マグネット(ラバー)】

[専門店からのワンポイントアドバイス] 
どちらの磁石も、貼る前に接着面の汚れをよく拭き取っておきましょう。また、グルードットは指で触れると接着力が落ちるため、保護シートをはがしたら直接触らないように注意してください。 

使用パーツ:25mm マグネット パーツセット 50個、57mm マグネット パーツセット 50個

キーホルダーの作り方

キーホルダーに使うバックパーツには、いくつかの種類があります。ここでは、作業工程が少なく作りやすい、38mm・44mm・57mmのキーホルダーの作り方を紹介します。

  1. 表側をプレスする
    通常の缶バッジと同じ作業です。
  2. バックパーツをセットしてプレスする
    クリンプダイに、キーホルダーバックパーツをセットし、もう一度プレスします。
  3. 裏側にユニバーサルコネクターをはめ込む
    キーホルダーパーツを通したユニバーサルコネクターを、キーホルダーバックパーツにはめ込めば完成です。 

>> 缶バッジの作り方【キーホルダー (44mm, 57mm)】
>> 缶バッジの作り方【キーホルダー (25mm / 32mm)】

[専門店からのワンポイントアドバイス] 
キーホルダーは、バックパーツの種類が複数あり、パーツによっては工程が少し複雑なものもあります。例えば、次の動画のような作り方です。

作業に不安がある場合は、ここで紹介した工程の少ないパーツを選ぶとよいでしょう。

使用パーツ:[新型] 57mm キーホルダーパーツセット 50個

栓抜きの作り方

栓抜きのバックパーツには、磁石付きのタイプと磁石なしのタイプがあります。ここでは、磁石付きタイプの作り方を紹介します。磁石があらかじめ付いたバックパーツを使うので、通常の缶バッジと同じ感覚で作れます。

  1. 表側をプレスする
    通常の缶バッジと同じ作業です。
  2. バックパーツをセットしてプレスする
    クリンプダイに栓抜きバックパーツをセットし、もう一度プレスすれば完成です。

>> 缶バッジの作り方【栓抜き】

[専門店からのワンポイントアドバイス] 
写真用カッターを使い、用紙をバックパーツ内に巻き込まない方法で製作すると、隙間が大きくなってバックパーツが外れやすくなるので注意しましょう。また、薄めの用紙を使用すると圧力が足りず、外れやすくなる可能性があるため、当店では推奨していません。 

使用パーツ:57mm 栓抜き パーツセット [プラスチックバックパーツ&ネオジム磁石付き] 50個

クリアスタンドの作り方

クリアスタンドは、次の手順で作ります。

  1. 表側をプレスする
    通常の缶バッジと同じ作業です。
  2. ピンなしバックパーツをセットしてプレスする
    クリンプダイに、ピンの付いていないバックパーツをセットして、もう一度プレスします。
  3. バックパーツを貼り付ける
    クリアスタンドパーツに付いている両面テープの剥離紙をはがし、缶バッジのバックパーツに貼り付ければ完成です。

[専門店からのワンポイントアドバイス] 
貼り付ける前に、バックパーツの汚れを十分に拭き取りましょう。また、両面テープは一度貼るとはがしにくいため、貼る前にデザインの上下とスタンドの向きをよく確認しておきましょう。 

使用パーツ:57mm クリアスタンド パーツセット 50個


バッジマンネットで缶バッジマシン・パーツをそろえるメリット 

豊富な種類の缶バッジマシン・パーツがそろう

当店では、用途や製作量に合わせて選べる缶バッジマシン・パーツを取りそろえています。パーツについては、この記事で紹介したミラー・マグネットといったバックパーツのほか、特殊フィルム(ホログラム、マットなど)もサイズ別に用意しています。 

缶バッジマシンの種類や選び方については、「缶バッジマシンの種類・選び方・ケース別おすすめ|専門店がプロ視点で解説」で詳しく解説しています。

特殊フィルムを使えば仕上がりの質感を変えられるため、物販での差別化にも役立ちます。

これから缶バッジ作りを始める方には、マシン・カッター・パーツ250個分・取扱説明書が一式そろった「セーブバリューセット」もおすすめです。届いたその日から製作を始められます。

缶バッジマシンとパーツの相性を気にせず使える

缶バッジのパーツは、同じ「57mm」という表記でも、メーカーによって寸法や規格がわずかに異なることがあります。このわずかな差で、うまくプレスできなかったり、パーツが外れやすくなったりすることも少なくありません。

当店のパーツは、当店で販売する缶バッジマシンに合わせて設計しているので、組み合わせの相性を気にせず、安定した仕上がりで製作できます。

小ロットのパーツ購入ができる

当店のパーツセットの多くは、50個から購入できます。新しいグッズを試すときも、まずは少ない数で作ってみて、反応のよかったものだけを増やしていけます。イベントごとにデザインを変えたい方や、小ロットでオリジナルグッズを作りたい方も、必要な分だけそろえられるので、余ったパーツを抱える心配も少なくなります。

缶バッジの小ロット製作については、「缶バッジを小ロットで作る方法とは?業者発注とマシンでの自作を比較解説」で詳しく解説しています。

サンプルや動画で試してから選べる

「実物を見てから決めたい」という方には、完成品1個と構成パーツ各1個が入ったサンプルセットを用意しています。この記事で紹介したように、グッズごとの作り方は動画でも確認できるので、購入前に作業のイメージをつかんでおけます。

>> サンプル請求可能な商品はこちら

安心のサポート体制

当店のプロ仕様缶バッジマシンには、購入後1年間の保証が付いています。全国の事業者への導入実績と、豊富なメンテナンス経験をもとにした修理対応で、長く安心してお使いいただけます。パーツは最短当日発送に対応しているので、イベント前に急いで追加したいときも安心です。


emoji_objects 缶バッジのバックパーツを替えてアイテム数を増やそう

缶バッジマシンは、バックパーツを替えるだけで、ミラーやマグネット、キーホルダー、栓抜き、クリアスタンドも作れます。表側の作業は缶バッジと同じなので、今あるマシンとデザインを生かしてラインナップを広げられます。

新しいアイテムは、少量から試すのがおすすめです。バッジマンネットでは各種パーツを50個入りのセットから購入できるため、イベントごとに気軽に新作を試せます。反応のよかったものから数を増やせば、在庫を抱えるリスクも抑えられます。

パーツや特殊フィルムの仕上がりを実物で確かめたい方には、サンプルセットもご用意しています。

>> サンプル請求可能な商品はこちら


よくある質問

Q. 今持っている缶バッジマシンでも、ミラーやマグネットを作れますか?

当店のマシンの場合、ミラーやマグネットなどのグッズを作れるのは「プロ仕様缶バッジマシン」シリーズです。マシンのサイズに合ったパーツを使えば作れます。 

ただし、パーツは同じ「57mm」という表記でも、メーカーによって寸法がわずかに異なることがあります。他社製のマシンをお使いの場合は、うまくプレスできなかったり、パーツが外れやすくなったりする可能性があります。 

Q. 1台の缶バッジマシンで、違うサイズのグッズも作れますか?

缶バッジマシンは、サイズ(直径)ごとに専用の金型を使います。そのため、57mm用のマシンで38mmや76mmのパーツをプレスすることはできません。

一方、同じサイズであれば、ピン付きのパーツをミラーやマグネットのパーツに替えるだけで、1台でさまざまなグッズを作れます。複数のサイズで作りたい場合は、サイズごとに金型やマシンを用意してください。

Q. 作る工程が簡単なのはどれですか?

栓抜きとマグネットは、比較的工程が少なく取り組みやすいグッズです。磁石付きの栓抜きは、専用のバックパーツをセットしてプレスするだけで作れます。ただし、薄い用紙を使うとバックパーツが外れやすくなるため、用紙の厚さには注意しましょう。マグネットは、通常の缶バッジの工程に磁石を貼り付ける作業が加わるだけです。